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2021.11.12 [社長:三樹 蘭のブログ]
連載「日本語が消滅する時」

雑誌「日本語学
https://www.meijishoin.co.jp/news/n3305.html
で、
連載「日本語が消滅する時」がスタートいたしました!!

埼玉大学名誉教授・山口仲美先生による
新連載です。
まさに先日、文化功労者に選出されました。

2021年秋号からのスタートですが
冒頭から衝撃的な内容になっています。
https://www.meijishoin.co.jp/book/b584214.html
https://www.meijishoin.co.jp/book/b591234.html(電子版)


(以下、上記雑誌より引用。中略部分を(…)で示した。)


ご存じのように、2020年から、小学校3年生からの英語教育が始まりました。(…)未来を背負う子供たちが、自国語を十分に学ばない状況は、その国固有の言語の衰退の第一歩なのです。世界共通語である英語を取り入れると、最初のうちは、母国語である日本語とのバイリンガル(=二つの言語を話せる人)なのですが、やがて世界共通語の英語のみを使用することになっていくという流れがあります。(…)母国語の取り換えが怒りうる事態に一歩足を踏み込んでいるのです。



奇しくも、来春からの新しい学習指導要領の方向性にも通じる
大きな投げかけではないでしょうか。

選択科目では
これまで「現代文B」「古典B」の2科目だったところが
「論理国語」「文学国語」「古典探究」の3科目となり
どう設定するかが多くの学校で検討されたことと拝察いたします。

しかしこれは、
〝3科目のうちどれを設定するか〟ではなく
〝3科目をどう設定するか〟が求められていたはずです。

もちろん、これまでの単位数から大幅に増えるため
他教科との兼ね合いから大変難しい問題かと思います。
しかし、3科目の内容がどれも重要であるという認識は
国語科の先生であれば共有されていたところです。
(ここでは「国語表現」はいったんおかせていただきました。)


学校教育における「国語科」の立ち位置を
いま一度見直すべき時なのではないでしょうか。



さて、話が脱線してしまいました。

山口先生のご連載は
あの大変親しみやすい語り口調で進むので、
まるで講義を受けているように読み進むことができます。

回連載の予定です。
次回以降もぜひご期待ください!!