雑誌『日本語学』 2019年10月号

雑誌『日本語学』 2019年10月号

◆「日本語の言語文化」

  • 書名カナ
    ザッシニホンゴガク
  • 著者
  • 定価
    1,430円(1,300+税)
  • 雑誌コード
    0696910
  • 出版社
  • 出版年月日
    2019/10/01
  • 判型・ページ数
    A5・88ページ
  • 書店発売日
    2019/10/07
  • 在庫
    在庫あり
  • ジャンル
フォーマット 定価
紙の本 1,430円(1,300+税)
電子書籍 1,430円(1,300+税)

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通巻497号 (第38巻10号)※電子版はこちら 

◆日本語の言語文化

新しい高等学校学習指導要領「国語」では、必履修科目として、「現代の国語」と並んで「言語文化」が立てられた。「言語文化」については、現行の学習指導要領で「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」が設置されて以来、古典指導の枠組の中で活発な議論があったが、新設科目「言語文化」は、これよりも広い射程を持っている。例えば、新学習指導要領の目標「知識及び技能」の部分には、「現代の国語」の「実社会に必要な国語の知識や技能を身に付けるようにする」と対になる形で、「言語文化」には「生涯にわたる社会生活に必要な国語の知識を身につけるとともに、我が国の言語文化に対する理解を深めることができるようにする」と謳われている。こうした目標の意義や実現方法を考えていくことが、日本語学、日本文学、国語教育の研究者・実践者に、いま広く求められている。全般に、国語科における言語の側面が、従来以上に強調された、新学習指導要領であるが、その理念をどのように生かしていくかの議論の場を、『日本語学』誌は積極的に提供していこうと考えている。今回は、「言語文化」の概念からこれを行うものである。 

 

〇言語文化学と言語文化教育 ………矢澤真人»»»

〇言語文化と日本語史 ………高山倫明»»»

〇文学の伝統と言語文化 ………谷知子»»» 

〇生徒が使う古語 ………河内昭浩»»»
――「おぼゆ」「をかし」を中心に――

〇教室の「言語文化」をつくる ………澤田英輔»»»
――科目「言語文化」における創作への誘い――

〇言語文化の授業実践 ………浅田孝紀»»»
――「言語文化教育」の基盤としての「言語感覚の育成」と「修辞意識」を中心に――



【連載】

[ことばのことばかり]………はんざわかんいち
[校閲記者のこの一語]………高橋雅樹
[漢字を追いかける]………笹原宏之

宮地 裕

大阪大学名誉教授。1924(大正13)年~2021(令和3)年。東京市生まれ。京都大学文学部国語学国文学科卒業、同(旧制)大学院文学研究科国語学専攻退学。文学博士(大阪大学)。国立国語研究所話しことば研究室長を経て、大阪大学教授、帝塚山学院学院長を歴任。

甲斐 睦朗

1939年台湾生まれ。1961年広島大学教育学部卒業。1973年神戸大学大学院修了。愛知教育大学教授、国立国語研究所研究員、国立国語研究所所長、京都橘大学教授を歴任。