2011.01.01 [よくわかる文章表現の技術]
よくわかる文章表現の技術 全5巻
本シリーズは、文章がうまく書けるようになることを目的とする文章トレーニングシリーズ。
そして、本シリーズは次の二つの特長によって他のトレーニング本とは異なっています。
1.「無意識化された日本語の意識化」
スポーツ選手が自らのフォームをビデオでチェックするように、今まで知らず知らずのうちに身についてしまったよくない習慣、つまり、読む人にとって読みづらい文章を書いてしまうという傾向を、自らの目で確認できるようになるところ。
2.「統計から考える日本語表現法」
筆者の内省から「文章は短いほうがいい」と結論するのではなく、「文章は短いほうがいい」場合を統計的データで明らかにしていくところ。(データは実際の講義でつかった課題を集計し統計的にまとめたものを使用している。)
また、本シリーズは、
1.文章表現を学ぶ人のために、
2.文章表現を教える人のために、
3.日本語を研究する人のために、書かれています。
参考文献も挙げて様々な活用ができるようにしました。
A5判 並製
よくわかる文章表現の技術 Ⅰ 表現・表記編[新版] | |
よくわかる文章表現の技術 Ⅱ 文章構成編[新版] | |
よくわかる文章表現の技術 Ⅲ 文法編 | |
よくわかる文章表現の技術 Ⅳ 発想編 | |
よくわかる文章表現の技術 Ⅴ 文体編 |
第1巻 表現・表記編[新版] | |
第1講 読点の打ち方 | |
第2講 語順の文法 | |
第3講 かなと漢字の書き分け | |
第4講 主語の省略と表出 | |
第5講 表現選択の可能性 | |
第6講 話しことばと書きことば | |
第7講 弱い判断の功罪 | |
第8講 事実と意見の書き分け | |
第9講 「のだ」のさじ加減 | |
第10講 接続詞の使い方 | |
第11講 文の長さと読みやすさ | |
第12講 段落の考え方 | |
第2巻 文章構成編[新版] | |
第1講 魅力的な書き出し | |
第2講 さわやかな読後感 | |
第3講 冒頭と結末の呼応 | |
第4講 適切なタイトル | |
第5講 読者への配慮 | |
第6講 手際のよい説明 | |
第7講 目に浮かぶ描写 | |
第8講 問題提起文の力 | |
第9講 謎解き型の文章 | |
第10講 伏線の張り方 | |
第11講 譲歩による説得 | |
第12講 要約の方法 | |
第3巻 文法編 | |
第1講 日本語は最後まで読まなくてもわかる | |
第2講 なぜ受身を使うか | |
第3講 現在形と過去形の使い分け | |
第4講 否定表現の功罪 | |
第5講 丁寧形と普通形の混用の可否 | |
第6講 待遇表現の活用 | |
第7講 指示語の適切な使用法 | |
第8講 誤解を招きやすい表現 | |
第9講 引用の多重性 | |
第10講 カタカナ語は日本語をだめにするか | |
第11講 漢語は日本語をやさしくするか | |
第12講 ルビと複線的テキスト | |
第4巻 発想編 | |
第1講 頭でっかちな文章の勧め | |
第2講 要点整理の方法 | |
第3講 表現の感化力と余韻 | |
第4講 文間を読ませる技術 | |
第5講 予測を利用したレトリック | |
第6講 「転」の発想 | |
第7講 感覚表現再考 | |
第8講 発想を開拓する装置-比喩- | |
第9講 視点のメカニズム | |
第10講 方言の力 | |
第11講 言語による発想の違い | |
第12講 自然な会話とは何か | |
第5巻 文体編 | |
第1講 みんなの日本語-言語弱者の文体- | |
第2講 重厚なことば-近代文語文体- | |
第3講 翻訳的発想-翻訳調の文体- | |
第4講 連体修飾節のしくみと働き-説明の文体- | |
第5講 飾りの存在意義-描写の文体- | |
第6講 文章のなかの声-言語一致の文体- | |
第7講 カタカナの新用法-カタカナの文体- | |
第8講 文末の緩急-点描文体- | |
第9講 文学的な表現の性格-小説の文体- | |
第10講 繰り返しとリズム-反復文体- | |
第11講 私を消す文章-論文の文体- | |
第12講 顔の見える文章-個性的な文体- |