2012.06.28 [新俳句講座]
新俳句講座 全6巻
俳諧史から俳句史までを網羅した俳句総合講座で戦後刊行されたものは、明治書院の「俳句講座」(全十巻、昭和33、34、45年刊)のただ一点しかない。各巻各項の記述内容もきわめて充実したものになっており、今日においても充分に読み応えがある。
執筆者には、古典俳諧の研究者として中村俊定・大礒義雄・井本農一・尾形仂・鈴木勝忠・今栄蔵らの学会の権威がずらりと並び、近、現代俳句に関しても大野林火・加藤楸邨・平畑静塔ら俳壇の重鎮と孝橋謙二ら研究者が参加して、当代考えられる最高の執筆陣を配している。
古典俳句の注釈・評釈も芭蕉・蕪村・一茶を除けば、他にそれほど多くあるわけではないし、全集類のものは、スペースの関係でごく簡潔な注釈になっている。それらに対し、「俳句講座」の「古典名句評釈」は質量ともに充実しており、各時代に適任の執筆者を得て、今日からみても参考になる点が多い。
刊行から四半世紀経過した今でも色褪せない内容に、復刊を待望する多くの読者の声があり、「俳句講座」全十巻のうち、俳句の歴史と、古典の名句鑑賞を収めた、第一巻・第四巻・第七巻を復刊。
※「俳句講座」第六巻は、「名人×名句×名評集 上・下」として復刊。
戦後唯一の俳句総合講座復刊!
俳句の歴史(俳諧の発生~昭和俳句史まで)を体系的に解説
一般読者にもわかりやすい内容
質量とも贅沢な、ほかにはない古典名句評釈
第1巻 俳諧史上 | |
第2巻 俳諧史下 | |
第3巻 俳句史上 | |
第4巻 俳句史下 | |
別巻1 古典名句評釈 上 | |
別巻2 古典名句評釈 下 |
A5判 並製 各巻・約300頁
【組見本】