2016.10.25 [おすすめ]
【新刊】 『現代を読む はじめての評論文20選 改訂版』
『現代を読む はじめての評論文20選 改訂版』
高校から始まる本格的な評論文読解の基礎力養成に最適!
本体価格 700円(税別)
A5判 並製 160頁 別冊解答付
ISBN 978-4-625-28332-1
本書は、現代評論の入門書です。平易で基本的な評論文を読み解くことによって、論理的思考力の向上をはかること、さらに、現代社会の抱えるさまざまな問題に真摯に向き合い、自分のあり方について主体的に考える態度の養成をめざしています。
▼教材選定にあたっては、次の点を重視しました。
- 扱っている内容が現代的で、新鮮な文章であること。
- 論理構成および論旨が明快な文章であること。
- 生徒にとって、身近で普遍的なテーマを扱った文章であること。
- 大学入試において、頻出度の高い筆者の文章であること。
▼新教材には、現代の直面する課題を扱った文章を、次の観点で選定しました。
- 発表年度が近年の文章
- 理系(自然科学系)の文章
- 女性作家の文章
- グローバルな視点をもつ文章
★新教材紹介
文化の潮流をとらえる |
★人は独創的でありたいか…… 小熊 英二 生徒にとって身近な標題の問いを、社会科学の視点から、近代社会の構造やナショナリズムの考察へと深めていく。自分が当然としか思っていなかった社会の構造について「自分で考える」ことの大切さを知る。 出典「私たちはいまどこにいるのか 小熊英二時評集」(毎日新聞社、2011年刊) |
生活の中の「しきり」を認識する |
★災害と建築…… 隈 研吾 新国競技場の設計者として改めて注目された著者は、東日本大震災の経験によって、それまでの考え方が根本から変わる経験をした。日常を建築を通して考える。 出典「建築家、走る」 (新潮文庫、2015年刊) |
科学の可能性について考える |
★近代文明とは何だったか…… 中村 桂子 「進歩」と呼ばれる「便利さ」「豊かさ」に象徴される東京一極集中の問題から、生物本来の「多様性」の大切さを問う。 出典「科学者が人間であること」 (岩波新書、2013年刊) |
世界を解き明かす |
★自分を差し出す…… 岸政彦(社会学者・龍谷大教授) 社会学者が実際に出会った「解釈できない出来事」をめぐるエッセイ。 出典「断片的なものの社会学」 (朝日出版社、2015年刊) |
現代社会の不安と向き合う |
★剥げ落ちる共同の彼方に…… 高村 薫 ―「言葉」をなくした彷徨える日本人へ 出典「作家的時評集2000-2007」 (朝日文庫、2017年刊) |
未来への希望を探る |
★日本の近代化は共同体をいかにしてこわしてきたか…… 内山 節 出典「内山節のローカリズム原論―新しい共同体をデザインする」 (農山漁村文化協会、2012年刊) |
『読解演習 はじめての評論文20選 改訂版』本体価格 530円(税別) さらに基礎力アップさせたい時は、『現代を読む はじめての評論文20選 改訂版』に準拠した演習問題集『読解演習 はじめての評論文20選 改訂版』との併用が効果的です。詳細な解説付きで自学自習にもおすすめです。 |
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