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2017.05.15 [社長:三樹 蘭のブログ]
「ふやそう!手話ができるスタッフプロジェクト 羽田空港から手話を」見学

学びやぶっく47『誰でも手話リンガル』著者・松森果林先生から、羽田空港さまでスタッフの方々向けに手話の研修を開催されると聞き、厚かましくも見学させていただきました。

 

主催の羽田エアポートエンタープライズ(羽田空港内の販売店を運営)の荒井さまにお話をうかがうと、「2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、英会話サービスを推進するとともに、手話対応も奨励してサービス充実をはかる」というご趣旨のもと、今回の研修を企画されているとのこと。

そもそも2010年にできた羽田空港新国際線ターミナルは、松森先生が設計の段階からユニバーサルデザイン検討委員会において関わられていた施設。

お客様呼び出しも、音声放送だけでなくフライトインフォメーションボードに文字表示されたり、非常時にはすべてのモニターで4か国語で表示があったり、と、あらゆる方法で情報を伝えるシステムが配備されています。

今回初めて知ったのが、トイレの個室などにある「非常呼出ボタン」の呼応としての「係員が向かっています」表示。
確かに、ボタンを押してもブザーの音などが聞こえなければ、本当に押せているのかどうかわかりませんよね。
これは想像したこともなかったです。

また、聴覚障害者が情報バリアを感じる場所の第一位が「交通機関」なんだそう。
電車内のモニターもずいぶん増えましたが、突発的な何かが発生した時の第一報はやはり音声情報が多いですよね。(『聴覚障害者のための情報バリアフリーアンケート調査報告』(株)日本総合研究所2000年6月)


研修は松森先生の体験談から、手話通訳士・飯塚佳代先生による接客用語の実技練習まで。参加者の皆さんがお若い(入社したてという方もチラホラ)ということもあって、皆さんとても楽しそう!
参加者の方にお話を聞くと「前から興味があったが、自分ではなかなか取り組めなくて…」とのこと。
職場でみんなで楽しみながらできるのはいいですね。

研修中に松森先生がイタズラっぽく「コミュニケーションはゲームですよ!」とおっしゃってましたが、「コミュニケーションできることを楽しむ」のが一番の上達方法なのかもしれません。


手話言語条例が各行政で施行され、手話に対する興味も広がっています。「手話リンガル」は基本手話から冗談手話までをイラストで表していて、高校生にも読んでいただきやすい作りになっています。所蔵していただいている学校図書館さまも増えています。
今回の研修でも

「聴覚障害者が「これまであきらめていたコミュニケーションができる」という新たな付加価値とファンの獲得、利用者拡大、社会的なブランド力の向上に」

とありましたが、企業さまでもダイバーシティ対応を積極的に取り入れることでビジネス競争力を上げることが可能なんですね。


「誰でも手話リンガル」また松森先生の情報はこちらからどうぞ!

http://www.meijishoin.co.jp/book/b98560.html

松森先生のブログはこちら!

http://d.hatena.ne.jp/karinmatasumori/

 

英語で〝Thank you〟と言えるように

手話で〝ありがとう〟ができる社会に