2017.02.23 [社長:三樹 蘭のブログ]
産学連携の授業⓷ ~浅田先生の取り組み~
(産学連携の授業②より続く)
さて、浅田先生のお話。
授業の合間をぬって、
浅田先生がこれまでの取り組みの経緯や成果を教えてくださいました。
和歌をくじ引きで引かせるのは、
一見無関係なところに関係性を見出す作業が、新しい発見の喜びの経験になるから。
今後、知的職業に就くであろう生徒さんたちには、
研究、創造といった分野でその「経験」が不可欠だと考えていらっしゃるそうです。
こうした5年間の取り組みは、
来年度に学内紀要でご報告されるとのこと。
気になる先生はぜひ浅田先生に見せていただきましょう!
私も心待ちにしております。
生徒さんたちは、今回使われる和歌はすでに学習済み(定期テストの範囲にされていたそう)。
この言い回しは源氏を踏まえているんだな、など
教養があると人生楽しくなる、と浅田先生。
私は一つのクラスを全4回追いかけて見学させていただきましたが、
最初は照れがあってふざけながらやっていた子も
「いいね!いいね!」と褒められていくうちにどんどん板についてきて
真面目に取り組んでいく姿が印象的でした。
生徒さんと浅田先生の信頼関係はもちろんのこと、
浅田先生いわく、これもプロが入ることによる効果なんだとか。
演劇を取り入れた授業を初めて目の当たりにして、衝撃を受けたと同時に、
生徒さんの楽しそうな雰囲気が印象に残った授業でした。
浅田先生、なおちゃん監督はじめ講師の皆さま、2年C組の皆さん、
お世話になりましてありがとうございました。
ちなみに、雑誌「日本語学」3月号の特集は
「演劇を学校教育に取り入れる」です。ぜひご一読ください。
はい宣伝です、すみません。。。
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できる限りでお応えさせていただくつもりです。
全3回に分けてお送りした東京学芸大附属高校浅田先生のお取り組み、
タイトル「産学連携」としたのは
浅田先生が「この取り組みのキーワード」とおっしゃっていたことによるものです。
長文、最後までお付き合いいただきありがとうございました。