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2017.02.22 [社長:三樹 蘭のブログ]
産学連携の授業② ~外部講師の立ち位置~

(産学連携の授業①より続く)

 

俳優さんたちは、あくまで助言という関わり方で、

「指導」するわけでも「添削」するわけでもありません。

すすっとグループに寄っていって、

どう?進んでる?」「ここ、こんなんどう?」とか、

友達のように一緒になって考えてくれます。

お話をうかがうと、

ワークショップファシリテーターとしての訓練を受けてらっしゃるとのこと。

生徒さんたちも、構えるでも抵抗するでもなく、

他人」で「大人」の意見を聞いています。

 

それで、俳優さんたちの意見出しがすごい!

生徒さんたちが発表したものを

ここが良かった」「その雰囲気作り出すのすごい」など

とにかくべた褒め。

演技した全員の一挙手一投足をとにかく拾って褒めてくれます

浅田先生によると、

国語科教員だったら「それは違う」と指摘してしまいそうなことを

演劇のプロたちにかかれば「それいいね、それ伸ばしてみようか」となる。

 

生徒が否定されないで済む

 

と、浅田先生はおっしゃっていました。

確かに、「国語」目線で見ると「それはちょっと…」と思ってしまうことも、

創作という面から見ればある意味何でもアリなはず。

 

こういう「産学連携」のカタチもありなんですね。

最初に俳優さんたちが自己紹介した時に

(失礼だけど「いい大人」が)「アイドルやってま~す

と堂々と言っちゃってる(たぶん生徒さんにはそう見えてる、と思う)、

そんな大人も(身近に、今目の前に)いるんだよってことが

すでに高校生にとって一つのカルチャーショックだし、

多様でいいんだという「安心」になるんだと思います。

この効果は国語や授業に関係なく、

「子どもたち」に与えてあげたいと思いました。

 

すべての発表が終わって、

生徒さんをつかまえて個人的に一番気になっていたことを聞いてみました。

この授業をやってみて、和歌に対する理解が深まりましたか?

発表を見ている分には単純にとても楽しかったし、

他者との関わりが生徒さんたちに良い影響をどんどん与えていることを感じていましたが、

立場的には、ただ「座学じゃないから良い」ではなく、

より良い学びになっていたのかどうか」を確かめねば。

生徒さんたちからは速攻で「全然楽しい!」とのお返事。

なかでも、劇中で和歌を読み上げる役だった子が

「歌人のことや詠んだ背景をちゃんと調べて知る必要があって、

これまでにないくらい真剣に和歌に取り組んで、好きになりました

と言ってくれました。

 

あー、、、これでOK。もう何も言うことありません。

和歌を楽しんでくれてありがとうございます。

全国の高校生の皆さんに、その声をお届けしたいです。

 

(次に続く)