【田宮虎彦】
小説家。1911年8月5日、東京生まれ。高知・神戸などを移り住みながら神戸一中、三高、東京帝大国文科を卒業。同人誌『日暦』『人民文庫』に参加。いくつか職業を変えつつ、作品を書き続ける。
戦後「霧の中」や「落城」等黒菅物と呼ばれる歴史小説の連作で注目を集め、後々に至るまで高く評価される。また「絵本」(芥川賞候補作品、毎日出版文学賞受賞)「菊坂」「足摺岬」など格調高い自伝的作品でも知られる。
1952年「社会タイムス」に『寛永主従記』を連載(3月1日〜7月20日)。1956年『田宮虎彦作品集』全6巻を刊行。1988年、脳梗塞にて倒れる。同年4月9日、自宅にて死去。