学びやぶっく 56 落語こわい、こわい落語

学びやぶっく 56 落語こわい、こわい落語

今までになかった切り口で、落語を紹介。落語好きのみならず、落語を聴いたことのない人も楽しめる一冊。

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落語は笑い噺なので面白いのだが、よくよく考えると本当はこわいという場面も沢山ある。怪談話ももちろんあるが、「こわい」をキーワードに落語を深く楽しく解説する。落語って、結構恐怖と隣り合わせなのだという、今までになかった切り口で、落語を紹介。落語好きのみならず、落語を聴いたことのない人も楽しめる一冊。過去の名人の名調子も、速記から起こした資料で紹介する。ちなみに、「落語こわい」は「落語大好き」の意味でもある。

第一章 自分が原因のこわさ 「ぞろぞろ」「一文惜しみ」「花筏」「明烏」「無精床」他
第二章 生理的なこわさ 「つづら」「長者番付」「なめる」「お若伊之助」他
第三章 平凡な日常を突然襲うこわさ 「百年目」「宿屋の仇討」「提灯屋」「壺算」他
第四章 人との関わりから生まれるこわさ 「鼠穴」「てれすこ」「らくだ」「佐々木政談」他
第五章 人はこわい 「悋気の火の玉」「権助堤灯」「算段の平兵衛」「夏の医者」他
第六章 さまざまなこわさ 「猿後家」「つるつる」「小間物屋政談」「紙入れ」他
第七章 掛け値なしにこわい噺 「もう半分」「お化長屋」「猫怪談」「怪談牡丹燈籠」他

野口 卓

1944年徳島市生まれ。立命館大学文学部地理学科中退。国家公務員、バーテンダー、業界紙記者、乗馬クラブ飼育係など様々な職業を経て編集者となる。1987年よりラジオドラマを、1991年より戯曲を執筆。1993年戯曲「風の民」で第3回菊池寛ドラマ賞を受賞。日本脚本家連盟員、日本放送作家協会員。
代表作にラジオドラマ「展覧会の絵」、戯曲「世界一安全な村」など。著書に、『あらすじで読む古典落語の名作(正・続)』(樂書舘発行、中経出版発売)、『名前のおもしろ事典』(文春新書)『落語に学ぶ話し方と名文句』(日本実業出版社)、『お酒の面白クイズ』『さわりで覚える古典落語80選』(中経の文庫)、『知的な人の馬券術』(明治書院)、『落語一日一話~傑作噺で暮らす一年三六六日』(河出書房新社)がある。
競馬歴は35年になるが、常に一定の距離を保っているので、長続きしプラスを維持し続けている。