史記は全130篇、総字数52万6千5百字に及ぶ古代中国最大の歴史書。東洋のヘロドトスと称される前漢司馬遷の編に成り、世界史上初の総合通史でもある。時代は、古代黄帝から前漢武帝まで、また地域は、東は朝鮮、西はトルキスタン、南はベトナム、北は満州に及び叙述は合理主義・現実主義に立脚し、個人伝を重視している。体裁は紀伝体をとり、後の正史の模型となった。歴代帝王の事跡を活写した本紀、諸種の年表を集めた表、文化史的内容を盛った書、諸侯の事跡を集録した世家、個人伝の列伝の5部門に分けて記述されている。
・(本紀)上には、「史記」巻1~6を収録。
⇒(本紀)下には、「史記」巻7~12を収録。
⇒新釈漢文大系「史記」(全14巻/15冊)ラインナップ
⇒新釈漢文大系「史記」について
史記解説
・司馬遷の略年譜
・三皇本紀 小司馬氏撰
第1 五帝本紀
第2 夏本紀
第3 殷本紀
第4 周本紀
第5 秦本紀
第6 秦始皇本紀
・戦国七雄時代略図
・司馬遷の略年譜
・三皇本紀 小司馬氏撰
第1 五帝本紀
第2 夏本紀
第3 殷本紀
第4 周本紀
第5 秦本紀
第6 秦始皇本紀
・戦国七雄時代略図
吉田 賢抗 著
元東北大学教授。文学博士。