通巻256巻(21巻12号)
◆特集:メディアリテラシーとことば
○メディアの役割と機能(見城武秀)
<「メディア・リテラシー」という言葉の二つの側面/マクルーハンの「メディア」/オングの「リテラシー」/正解なき反省としてのメディア・リテラシー>
○メディア・リテラシーと国語科教育(中村敦雄)
<学習者の人間的成長とメディア/メディア・リテラシーとは何か/国語科教育とメディア・リテラシー/今後わたしたちが取り組むべき課題は何か>
○国語科におけるメディア教育の可能性-その内容と方法を考える-(町田守弘)
<メディア教育とメディア・リテラシー/新聞とテレビによるメディア教育/CMによるメディア教育/漫画によるメディア教育/映像・音声によるメディア教育と言語化能力の育成/総括と課題>
○映像を読み解く(中村純子)
<国語の授業で映像を読み解くことの意義/現行教科書にみる映像教材/新しい実践の提案/今後の課題>
○メディアを用いた国語科授業-ニュース番組の分析と制作の実践-(木村まり子)
<指導の実際/テレビ局のニュース制作現場への見学・取材>
○国語科でメディア教育を行うために(由井はるみ)
<メディアを授業に生かすために/「メディア」を対象化させる授業案(国語表現)/「メディア」を利用した授業例(現代文)>
○国語科教育におけるNIE(南田和博)
<国語科教育とNIE/NIEとメディアリテラシー/メディアリテラシーと新聞/メディアリテラシーと国語科教育/実践提案1 意見メモを書く/実践提案2 新聞投書を書く/実践提案3 意見・論説文を書く>
○学校教育におけるメディアリテラシーとことばの教育のこれから(西辻正副)
<学校教育におけるメディアリテラシー/ことばの教育のこれから>
◆連載
○ぶらり日本語 偉そうな受動表現(佐々木健一)
○ことばの散歩道53 最新の角筆(井上史雄)
○「外国人力士に見ることばの習得」学 第10回 外国人力士の言語習得環境とイマージョンプログラム(宮崎里司)
<年少者のイマージョンプログラム/成人のためのイマージョンプログラム/成人用イマージョンプログラム実践例/外国人力士の日本語習得過程とイマージョンプログラムの共通点/イマージョンプログラムのデザイン>
○日本語力現状レポート 第31回 曖昧な送り仮名の常識(川本信幹)
<高校生世代でも常識化せず/送り仮名もワープロ任せか/学習しても常識化しない>