雑誌『日本語学』 2001年 1月号

雑誌『日本語学』 2001年 1月号

◆特集 21世紀の日本語

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通巻232号◆特集 21世紀の日本語国語の歴史にとっての一〇〇年という時間  (安部清哉) <過去一五〇〇年間における国語史上の「注目すべき事実」/〝日本語史重要事項仮年表〟/古代語における言語内的変化と近代語以降における言語外的要因/近代語における言語外的要因とその及ぶ分野/「中央語」という視点/文字表記の混淆・コード変換・コード混合/二一世紀の「国語」語世界中央共通語の成立過程>方言を支える共通語 世紀のはざまに視点を置いて (小林隆) <方言史の中の二〇世紀/キーワードとしての共通語/生き残りをかけた方言の変質/共通語志向がもたらす方言化/二一世紀の方言>言語生活の変容にとっての百年という時間  (尾崎喜光) <変わらぬ真理-「変化」/言語生活を変容させるもの/二十世紀の言語生活を変容させたもの/社会的な拘束緩和に伴う言語生活の変容/物理的な拘束緩和に伴う言語生活の変容/二十一世紀の言語生活に求められるもの>コーパスと辞典にとっての新世紀  (加藤安彦) <「コーパス」というもの/イギリスのコーパス事情/日本におけるコーパス事情/コーパスからの情報/コーパスを利用した辞典/新世紀におけるコーパスの設計について>日本語教育にとっての過去・未来の一〇〇年  (桜井隆) <原型としてのアイヌ教育/日本語教育の再生とその未来/教授法/母語認識の変化/日本語話者の広がり/日本語研究(国語学)への影響/現実的問題と日本語教師の意識/機械翻訳>もっと平易にもっと達意に  (谷沢永一)彼と彼女のなれそめは  (中村明)国語国字の問題を後退させない  (甲斐睦朗) <戦時中、戦後の熱い討論/国語国字の問題/これからの日本語のために>◆連載ユーミンの言語学・40 ユーミン語彙の品詞比率から文体をさぐる (伊藤雅光) <七〇年代から九〇年代後期までのユーミン語彙の品詞構成/ユーミンソングはどのようなテクストに近いか/名詞の比率とMVRで文体的特徴を判定する(1) 文章の表現体系/名詞の比率とMVRで文体的特賞を判定する(2) 自立語の品詞を四つのグループにわける/名詞の比率とMVRで文体的特徴を判定する(3) 名詞の比率がもつ意味/名詞の比率とMVRで文体的特徴を判定する(4) MVRの計算方法/名詞の比率とMVRで文体的特徴を判定する(5) MVRが表す意味/名詞の比率とMVRで文体的特徴を判定する(6) 名詞比率とMVRとを組み合わせる意味/ユーミンソングの文体的特徴を判定する/ユーミンソングの文体的特徴>日本語におけるベネファクティブの記述的研究・3 ベネファクティブによる参与者追跡・1 (山田敏弘) <参与者追跡機能とは何か/日本語の参与者追跡方略/ベネファクティブによる参与者追跡>日本語力現状レポート・15 高校生世代と聴き取り能力 (川本信幹) <単純な内容なら他世代と対等/複雑な内容なら社会人に及ばず/能力アップに役立つ社会経験>ことばの散歩道・33 お世辞の技術 (井上史雄)ぶらり日本語 数式の読み方 (西村恕彦)◆その他 投稿◆連載

宮地 裕

大阪大学名誉教授。1924(大正13)年~2021(令和3)年。東京市生まれ。京都大学文学部国語学国文学科卒業、同(旧制)大学院文学研究科国語学専攻退学。文学博士(大阪大学)。国立国語研究所話しことば研究室長を経て、大阪大学教授、帝塚山学院学院長を歴任。

甲斐 睦朗

1939年台湾生まれ。1961年広島大学教育学部卒業。1973年神戸大学大学院修了。愛知教育大学教授、国立国語研究所研究員、国立国語研究所所長、京都橘大学教授を歴任。