雑誌『日本語学』 2018年8月号【電子版】

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日本語学2018年8月号(第37巻9号)

◆都市とことば
土地に人が集まり、住み着いて、交流や交易が活発化することで、ことばも交じり合い変容していく。その様子を、集住の場としての「都市」の視点から見てみたい。京から江戸そして東京へと、首都の建設や移動は、ことばを変え、土地土地のことばを価値付け、標準語や方言を生み出した。そして、近代都市の発達とともに新しい社会や文化が形成されていく背景には、都市ならではの言語表現の力があった。さらに近年は、外国人の増加する都市に、新しい言語問題を突きつけてもいる。本特集では、都市とことばの関係を、それぞれの形成と変容から考えたい。


〇都市の言語とはなにか 
 ――都市言語研究の視点とその方法―― 中井精一 

〇東京山の手の形成と標準語 野村剛史 

〇首都のことば 
 ――新東京都言語地図から―― 久野マリ子 

〇交易とことばの伝播 
 ――とうもろこしの不思議を探る―― 大西拓一郎 

〇都市と多重言語、そのかかわりの歴史へ
 ――体験的国際比較論―― 鈴木貞美 

〇外国人集住都市の言語問題  
 ─―日本語で格差を生み出さないために―─ 河原俊昭 


【連載】

[ことばのことばかり] はんざわかんいち
[校閲記者のこの一語]服部健人 
[漢字を追いかける]笹原宏之
[今日に息づく漢文のこころとことば]李軍 
[百人一首を味わう]太田登・中西進


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宮地 裕

大阪大学名誉教授。

甲斐 睦朗

1939年台湾生まれ。1961年広島大学教育学部卒業。1973年神戸大学大学院修了。愛知教育大学教授、国立国語研究所研究員、国立国語研究所所長、京都橘大学教授を歴任。