言語文化教育の道しるべ

言語文化教育の道しるべ
高校国語教育の理論と実践

言語文化教育のパイオニア(1992年初出)が説く、次期学習指導要領のポイントとなる考え方と実践

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言語文化教育のパイオニアが、次期高等学校学習指導要領の新科目「言語文化」のポイントを説く。古典を楽しむ3つのレベル、発想を転換する4つの提案、演劇的活動など、30年にわたる研究による理論と豊富な授業例が満載。

30年にわたる研究による理論編と浅田先生ならではの豊富な授業例
・「古典を楽しむ3つのレベル」
・「発想を転換する4つの提案」
・「演劇的活動「黒塚Sept.」」
などなど…

「全ての言語教育は言語文化教育である」(本文より)
まえがき

第1章 言語文化教育の理論的基礎概説
1 「言語感覚」の概念の一局面
2 古典教育の意義
3 「文体干渉」について
4 「言語抵抗」の概念
5 語用論について
6 「言語文化教育」という観点
7 古典教育を国際理解に資するための方法的視座

第2章 論考としての教材研究と教材開発
1 柿本人麻呂「泣血哀慟歌」の教材研究
2 「養和の飢饉」(『方丈記』)冒頭部における「あさまし」
 ―「あさまし」に込められた 長明の思いを汲み取る試み―
3 語用論導入を軸とする戯曲教材の開発
 ―平田オリザ『暗愚小傳』を例として―

第3章 「伝統的な言語文化」をより身近なものに
1 「古典を楽しむ」ために
 ―知的好奇心を喚起する3つのレベルをめぐって―
2 古典教育への近代文語文導入覚え書き
 ―「古典」に関する発想転換をめぐる4つの提案―
3 文章の脚色と古典の書き換え

第4章 言語文化教育としての国際理解教育
 ―複数教材の比較・総合による学習活動―
1 国際理解教育に資する総合単元学習
 ―単元「国・人・コミュニケーション」の実践を通して―
2 文化論を読み、日本人論を書く
 ―説明的文章教材を用いた言語文化教育の実践―

第5章 「伝統的な言語文化」への別角度からのアプローチ
 ―「創作古文」および「近代文学の古典」を軸に―
1 情報を収集・活用して発表を行う
2 生徒創作による文語作文の分析
 ―古文に対する言語感覚の一端―
3 創作古文のプレゼンテーション
 ―配付資料と発表プロットを書くことを重視して―
4 「言語文化」への認識を深める
 ―漱石『こころ』の授業における「言語活動」を通して―

第6章 演劇的活動を導入した指導
1 朗読を柱とする現代詩の授業
 ―「統一テスト」条件下での指導の一例―
2 古典の学習指導における新たな文化の創造
 ―高校演劇作品『黒塚Sept.』を手がかりとして―
3 文部科学省のコミュニケーション事業による演劇を導入した実践の総括的検討
 ―高校国語科としての台本創作と上演発表を振り返る―

あとがき

浅田 孝紀

東京学芸大学付属高等学校教諭