雑誌『日本語学』 2018年5月特大号

雑誌『日本語学』 2018年5月特大号

◆世界の標準語と日本の共通語

  • 書名カナ
    ザッシニホンゴガク
  • 著者
  • 定価
    3,132円(2,900+税)
  • 雑誌コード
    0696905
  • 出版社
  • 出版年月日
    2018/05/01
  • 判型・ページ数
    A5
  • 書店発売日
    2018/05/01
  • 在庫
    在庫あり
  • ジャンル

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通巻479号 (第37巻5号) 

◆世界の標準語と日本の共通語
日本では多くの人が、日本語には標準語がある、アナウンサーや東京人は標準語を話していると思っている。それこそが正しい言葉であって、それ以外は乱れた言葉との認識さえ広がっている(方言の位置付けは部分的に変わってきた)。しかし、実際には、法律でも文化審議会でも公共放送でも、日本語の標準語を定められていない。それらであっても、共通語を使う、あるいは共通語の制定や使用を目指そうとしている状況にあるのだが、一般の意識の中には、標準語と称されるものの認識が深く根付いている。
世界には、標準語や共通語はどの程度存在し、そしてどのように定められているのだろうか。個々人のアイデンティティーにも関わる言語の変化や変異を国家が抑制したり、選別、改造などコントロールしたりする際には、どのようなことを、いかにして定めているのだろうか。そこには、種々の問題も生じていることであろう。あるいは、民間の辞書が事実上の標準語を示しているケースなどもあるだろう。多言語の国家においては、公用語の選択、指定とも関わる問題となる。
本号では、世界のいくつかの代表的な言語の例を取り上げて、それらの標準語・共通語の状況と対比する中で、日本語の共通語の位置についても再確認できる特集としたい。



〇日本語と「標準語・共通語」(塩田雄大)

〇韓国の標準語と北朝鮮の文化語(吉本 一)

〇新中国成立以来の普通話普及政策について(洪 仁善)

〇ベトナム語正書法の標準化について(清水政明)

〇ギリシア語の方言とラテン語の標準語(河島思朗)
 ──共通語・公用語に関する文学の役割──

〇標準語をめぐるフランス語の過去と現在(西山教行)

〇スペイン語の規範形成(川上茂信)

〇ポルトガル語と標準語(黒澤直俊)

〇英語と標準語(浦田和幸)
 ──その成立と規範の伝統──

〇多様化するドイツ語の標準化(高橋秀彰)
 ──正書法と発音の統一を中心に──

〇国際語エスペラント(後藤 斉)
 ──言語共同体の特性から──

〇現代ヘブライ語と標準語(池田 潤)


【連載】

[ことばの散歩道:最終回] 井上史雄
[ことばのことばかり] はんざわかんいち
[漢字を追いかける]笹原宏之
[今日に息づく漢文のこころとことば]李軍
[百人一首を味わう]伊藤昌輝・内田康



宮地 裕

大阪大学名誉教授。

甲斐 睦朗

1939年台湾生まれ。1961年広島大学教育学部卒業。1973年神戸大学大学院修了。愛知教育大学教授、国立国語研究所研究員、国立国語研究所所長、京都橘大学教授を歴任。