雑誌『日本語学』 2018年4月号

雑誌『日本語学』 2018年4月号

◆性と日本語

  • 書名カナ
    ザッシニホンゴガク
  • 著者
  • 定価
    1,210円(1,100+税)
  • 雑誌コード
    0696904
  • 出版社
  • 出版年月日
    2018/04/01
  • 判型・ページ数
    A5・96ページ
  • 書店発売日
    2018/04/01
  • 在庫
    在庫あり
  • ジャンル

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通巻478号 (第37巻4号) 

◆性と日本語
実社会で、ことばの性差が薄まる一方で、漫画や翻訳作品などでは、役割語として女性語や男性語が使われ続けている。また、トランスジェンダー、LGBT(性的少数者)に関する社会的な議論が盛んになってきているが、そこにはことばの問題も絡んでいよう。本誌では、1993年に「世界の女性語・日本の女性語」、2004年に「ジェンダーから見た日本語」を特集しているが、その後の十数年で、性への意識が変容するとともに、性と日本語の関わりにも変化が見られる。ジェンダーとセクシュアリティの両面から、日本語の現在を見つめ、歴史をふりかえる特集としたい。


○ジェンダーから見た日本語の現在 佐々木瑞枝

○日本語とセクシュアリティ 中村桃子
――異性愛規範、性的アイデンティティ、性的欲望――

○「おネエことば」とは何か クレア・マリィ

○翻訳・翻案作品とジェンダー標示表現 因京子

○ことばの規範とジェンダー 佐竹久仁子 
――こどもたちが学ぶこと――

○女性語の歴史 松井利彦
――御所ことばから女房ことば、女中ことばへ――


【連載】

[ことばの散歩道] 井上史雄
[ことばのことばかり] はんざわかんいち
[漢字を追いかける]笹原宏之
[今日に息づく漢文のこころとことば]李軍
[百人一首を味わう]最果タヒ・枡野浩一

宮地 裕

大阪大学名誉教授。1924(大正13)年~2021(令和3)年。東京市生まれ。京都大学文学部国語学国文学科卒業、同(旧制)大学院文学研究科国語学専攻退学。文学博士(大阪大学)。国立国語研究所話しことば研究室長を経て、大阪大学教授、帝塚山学院学院長を歴任。

甲斐 睦朗

1939年台湾生まれ。1961年広島大学教育学部卒業。1973年神戸大学大学院修了。愛知教育大学教授、国立国語研究所研究員、国立国語研究所所長、京都橘大学教授を歴任。