アクティブ・ラーニングを取り入れた授業づくり
高校国語の授業改革
生徒がたちまち動き出す!じっくり考え出す!あたらしい国語の授業のあり方を徹底解説するとともに、実践事例を多数紹介。
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書名カナアクティブ・ラーニングヲトリイレタジュギョウヅクリ
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著者
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定価2,420円(2,200+税)
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ISBN9784625533143
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Cコード3081
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出版社
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出版年月日2016/01/25
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判型・ページ数A5・200ページ
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書店発売日2016/01/28
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在庫在庫僅少
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ジャンル
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知識の習得と再生とが、コンピュータによって行われるようになった今、生徒が身に付けるべき学力は、知識・技術だけではない。思考力・判断力・表現力等、人間ならではの資質・能力を育み、「深く考えること」が学力として重視されている。
生徒にこのような学力を育成するために、国語の授業はどのようにあるべきか。
本書では、これからの国語の授業に求められる方向性とその在り方について、「アクティブ・ラーニング」という活動を通して実現することを考えてみたい。
○第2章 日本の高等学校教育で育成が求められる学力の姿(西辻正副)
○第3章 これまでの課題を踏まえた高校国語の「これから」(大滝一登)
○第4章 教育課程上におけるアクティブ・ラーニングの位置(髙木展郎)
○第5章 アクティブ・ラーニングを行う教師(倉田寛・松澤直子)
○第6章 アクティブ・ラーニングの授業の具体
CASE1 評論教材「水の東西」の「構成」と「展開」を確かめながら、筆者の意図をとらえる〈A4・1枚の再構成〉(山内裕介)
CASE2 評論教材「日常性の壁」で評論文の構成や展開をつかみ、論理性を評価する〈パターンと活用〉(影山諒)
CASE3 評論教材「科学と世界観」を二項対立の思考を用いて読み解く〈マイクロ・ディベート〉(南﨑徳彦)
CASE4 評論教材「わかりやすいはわかりにくい?」を叙述に即して的確に読み取る〈昔話でロールプレイ〉(三好純代)
CASE5 小説教材「羅生門」を表現に即して読む〈キーワードのグルーピングと図示〉(永吉寛行)
CASE6 小説教材「こころ」を、各章段を意識して整理しながら読み味わう〈見出しによる要約〉(小室栄里子)
CASE7 「伊勢物語」の物語の流れを味わい、伝統的な言語文化を追体験する〈和歌のリライト〉(木和田千絵)
CASE8 「源氏物語」の本文を根拠に登場人物の関係や感情を的確に読み取る〈人物相関図の作成〉(近藤美栄)
CASE9 「師の説になづまざること」の文章構成をとらえて自らの考え方を豊かにする〈協調ライティング〉(米田真木子)
CASE10 「百人一首」を題材に日本の言語文化と芸術との関わりについて考える〈芸術科目との連携〉(星野美姫)
CASE11 唐詩を読んで、詩人の心情に迫る〈なりきりインタビュー〉(潮田央)
CASE12 「赤壁之戦」を通して古典の世界に生きる人物と現代人との共通点を探る〈シークエンスチェインと創作〉(山本泰弘)
髙木 展郎 編著
大滝 一登 編著