知のユーラシア5 交響する東方の知

知のユーラシア5 交響する東方の知
漢文文化圏の輪郭

東アジアとインド・西欧が織りなす世界 その根幹となる〈漢文文化圏〉という新たな概念が浮かび上がる!

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東洋、中東、西洋の哲学や思想が、たがいにどのように影響しあい、どのように人々に浸透し、伝わっていったのか。最先端の研究を、各領域の第一人者から若手研究者までが、大学1・2年生向けにまとめた論文集シリーズ。

第五巻「交響する東方の知―漢文文化圏の輪郭」

中国をはじめとする東アジアとインド・西欧における文化交流を支えたのは、漢字という文字にとどまらず、多様な文体による漢文であり、その輪郭の展望をめざす一冊。交錯するユーラシアの「知」のドラマをダイナミックに描き出す論文集シリーズ第4回刊行!


«知のユーラシアシリーズ全5巻»

知のユーラシア1 知は東から
•知のユーラシア2 知の継承と展開
•知のユーラシア3 激突と調和
•知のユーラシア4 宇宙を駆ける知
•知のユーラシア5 交響する東方の知

総説(増尾伸一郎・松﨑哲之)
渤海との交流と漢詩文(河野貴美子)
三国仏法伝通史観の功罪 相互交流するアジア仏教の視点から(石井公成)
旅する禅僧 中世日本の禅僧の生涯と活動(堀川貴司)
キリシタンと浄土真宗(神田千里)
『春秋』の思想と水戸の学問(松﨑哲之)
琉球史書の特質と問題 東アジア国際関係を軸として(木村淳也)
南方熊楠における西欧学知 「ロンドン抜書」と日本語著作(田村義也)
形成期の日本民俗学とヨーロッパ J・G・フレイザー『金枝篇』とその周辺(増尾伸一郎)
近代朝鮮社会と日本語 植民地期とその前後(三ツ井崇)

堀池 信夫 総編集

筑波大学名誉教授、日本学術会議連携会員。東京教育大学大学院博士課程(中国古典学)単位取得退学。主著に『漢魏思想史研究』(明治書院)、『中国哲学とヨーロッパの哲学者 上・下』(明治書院)、『新釈漢文大系六十三 易経 下』(明治書院)、『中国イスラーム哲学の形成』(人文書院)など。

増尾 伸一郎 編著

東京成徳大学人文学部教授。主要著作に『万葉歌人と中国思想』(吉川弘文館)、『アジア諸地域と道教』(共編、雄山閣出版)、『新羅殊異伝』(共編訳、平凡社)などがある。

松崎 哲之 編著

常磐大学准教授。主な論文に「浙東の礼学―万斯大『学礼質疑』の世界像―」(『日本中国学会報』第六十集)、「相沢正志斎の祭天思想」(『常磐大学人間科学部紀要 人間科学』第三十巻第二号)など。