●文部大臣賞受賞

子規の文学活動の全貌を、俳壇・歌壇的評価を超えて明治文学の一指導理念として位置づけた初の本格的研究大成。文学的風土と環境の考察をも踏まえた伝記研究と、俳句・短歌の革新運動を中心に、漱石らの写生文学に与えた影響をも含め、写生説の背景についての精密な考証と論考を通じ、子規文学の意義を実証的に解明した大著。

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