日本語を護れ!

日本語を護れ!
「日本語保護法」制定のために

このままでは日本語が消滅するかもしれない。英語教師が訴える日本語の危機!

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 日本の言語教育は、明治以来常に英独仏の外国語が中心だった。日本人が、日本語を言語教育の中心に据えなかったのである。グローバル化の進む今、英語支配はさらに拡大し、日本語は二の次にされ、その存在さえ危ぶまれる事態となっている。

 本書は、日本語を言語教育の中心に置くことを提案する、日本語防衛のための言語教育政策論である。また、英語支配への対応として、日本語を護る言語戦略の確立を訴える。さらに、英語教育についても、英語力増強の技能教育ではなく「人格形成のための英語教育」を提案し、言語教育が人間形成のために貢献すべきものであることを主張する。

 著者のこの10年ほどの講演と論文の中から選りすぐりの論考を集めた、刺激的な言語教育論。国語教師、英語教師、言語教育研究者必読の書である。

序 章 「日本語保護法」の制定を急げ!―日本語の安全保障のために

第一部 英語中心主義を脱却せよ!
 第一章 日本語を護れ!―英語化する日本と英語中心主義
 第二章 英語支配と日本語防衛戦略―言語と文化の安全保障を築け!
 第三章 日本人は英語が使えなければならないのか?
     ―「英語信仰」からの脱却と「日本語本位の教育」の確立
 第四章 言語的外圧とこれからの日本の言語教育

第二部 英語支配論から英語教育を考える
 第五章 私の英語教育論―人格形成のための英語教育
 第六章 英語支配論による「メタ英語教育」のすすめ
 第七章 人格形成のための教育―私の理念と実践

第三部 学際言語学ミニ講義
 ミニ講義① 「楽しい言語学」と「苦しい言語学」
 ミニ講義② 学際言語学者とはどんな人だろう
 ミニ講義③ 学問のことば
 ミニ講義④ 学問と戦争について

終 章 国語教育こそ日本語を護る防波堤だ!―私の国語教育目的論

津田 幸男

1950年神奈川県生まれ。
筑波大学人文社会系教授。
1985年、南イリノイ大学でPh.D.取得(スピーチ・コミュニケーション)。
専門は、英語支配論、言語政策。
近著に『日本語防衛論』『英語を社内公用語にしてはいけない3つの理由』など。