高等学校 国語総合【国総318】

高等学校 国語総合【国総318】

  • 教科書

使用年度:平成25年~平成28年|2013~2016

  • 書名カナ
    コウトウガッコウ コクゴソウゴウ
  • 出版社
  • 出版年月日
    2013/01/20
  • 判型・ページ数
    A5・400ページ
  • 在庫
    絶版
  • ジャンル
2017年度からは、『新 高等学校 国語総合』をご採用ください。

●この教科書は「すべての高校生に学んでほしい教材を選んだ」学びやすく、教えやすい教科書です。
●基本的な学習から発展的な学習もできる教科書です。

■随想

冒頭の「どうすれば虹の根もとに行けるか」(黒井千次)は高校生活のスタートを切る生徒さんに明るく希望を与えるとともに読書体験の魅力を伝える文章です。第二教材では、言語に関する興味を喚起する「『ふと』と『思わず』」(多和田葉子)を取りあげました。これは、最終単元の水村美苗「<普遍語>とは何か?」に発展していきます。冒頭単元で言語に関わる教材を取り上げ、最終単元を言語論で締めくくるというこれまでの明治書院「国語総合」の形を踏襲しています。

■小説
 定番教材に加え、村上春樹、山田詠美の現代作家を収録し新旧バランス良く配置しました。

1年生でしっかり読んでほしい「羅生門」「城の崎にて」「富嶽百景」の定番教材に加え、現代作家山田詠美「海の方の子」村上春樹「鏡」を取り上げ、新旧バランス良く配置しました。

■評論
 現代をどう捉え、どう生きていくか、現代社会を理解するためのテーマを全体を通して配置しました。

評論は、4単元10教材を取りあげました。各単元の第一教材では「水の東西」(山崎正和)「マンモスの歩いた道」(池内了)「働くことの意味」(内田樹)「世界中がハンバーガー」(多岐浩二)など、高校一年生の生活感覚に近く、具体例をあげた取り組みやすい教材を配置しました。特に「働くことの意味」は、アルバイトなど「働くこと」が身近になった高校生のキャリア教育に役立つなどと使用校に好評です。

評論の第二教材、第三教材では一定の社会常識や知識が必要な教材、現代評論によく使われる用語や難解な表現を用いた教材も取りあげました。大澤真幸の評論「自由の優越=困難」のように、やや難解ながら、2年生以降で学ぶ本格的な評論の準備として扱っていただける教材も取りあげました。第一教材を読んだ後、生徒さんの習熟度にあわせて第二、第三教材から選択していただける構成としました。

■短詩型
 文語詩・口語自由詩・散文詩と違う形式の近代詩・現代詩の世界を味わえる教材を選びました。

現代詩では、思春期の高校生にぜひ読んでほしい「I was born」などの定番教材に加え、阪神大震災後に書かれた「一月十七日 暁闇」を取りあげました。

また短歌・俳句では定番教材にプラスして、話すように書く「短歌作品」や文人の「俳句」も取りあげました。

■表現
 実践的な表現活動が出来るように工夫しました。

表現は、「意見文を書く」と「ディベート」を二つの柱となし、より実践的な授業が展開できるよう工夫しました。また、「発表する」「手紙を書く」「絵や広告を読む」「読んだ本を紹介する」「創作する」など生徒さんが興味・関心を持って主体的に学べるようにしています。

■古文
 古典の世界を身近に感じ、興味をもってもらえるように工夫しました。

古文は「児のそら寝」から導入し、全文傍訳付きの丁寧な導入としました。「竹取物語」では難解なラストシーンを見通すため江國香織の現代語訳を取り入れました。「平家物語」は軍記物語の迫力を楽しめる名場面集を取りあげました。音読することで名場面の臨場感がより鮮明に伝わります。

和歌単元で取りあげた小川洋子の「自分のために詠まれた歌が、必ずある」は和歌の魅力、鑑賞の楽しさを体験でき、古典を学ぶ意味が実感できる文章です。
この教科書でぜひお勧めしたい教材のひとつです。

■漢文

漢文は、冒頭「なぜ漢文を学ぶのか」で漢文を学ぶ意義を明確に示し、親しみやすい格言、故事成語で基本的ルールをマスターし、書き下し文・音読ができるようにしてあります。その後「十八史略」「唐詩」「論語」「文」と続きます。最終単元「桃花源記」では、一年生で学習した句法について確認・整理ができます。

【現代文編】
1.随想
 ・どうすれば虹の根もとに行けるか  黒井千次
 ・「ふと」と「思わず」  多和田葉子
 ◇言葉の[i]1 状況に応じた言葉の使い方

2.小説(1)
 ・羅生門  芥川龍之介

3.評論(1)
 ・水の東西  山崎正和
 ・時間をめぐる衝突  内山節
 ・美意識は資源である  原研哉
 ◇言葉の[i]2 つながりを持たせる言葉

4.詩
 ・甃のうへ  三好達治
 ・サーカス  中原中也
 ・I was born  吉野弘
 ・ふと  吉原幸子
 ・一月十七日 暁闇  杉山平一

5.評論(2)
 ・マンモスの歩いた道  池内了
 ・ネットとリアルのあいだ  西垣通
 ・日常性の壁  安部公房

6.小説(2)
 ・海の方の子  山田詠美
 ・鏡  村上春樹

7.表現
 ・意見文を書く
 ・ディベート

8.短歌・俳句
 ・白鳥は哀しからずや  
  正岡子規・与謝野晶子・石川啄木・斎藤茂吉・若山牧水・齋藤史・寺山修司・春日井建
 ・「この味がいいね」
  (枡野浩一・穂村弘・俵万智・小池光・荻原裕幸・水原紫苑・加藤治郎・池田はるみ)
 ・万緑の中や  
  高浜虚子・飯田蛇笏・水原秋桜子・山口誓子・中村草田男・加藤楸邨・種田山頭火・金子兜太
 ・あんずあまさうな
  (森鴎外・夏目漱石・芥川龍之介・室生犀星・久保田万太郎・佐藤春夫・吉屋信子・瀬戸内寂聴)

9.評論(3)
 ・働くことの意味  内田樹
 ・自由の優越=困難  大澤真幸
 ・言葉のi[3] 言葉のバリエーション

10.小説(3)
 ・城の崎にて  志賀直哉
 ・富嶽百景  太宰治
 ・言葉のi[4] 言葉の説明

11.評論(4)
 ・世界中がハンバーガー  多木浩二
 ・「思われる」と「考える」  外山滋比古

12.表現
 ・発表する 私の好きなもの
 ・手紙を書く  未来の私へ
 ・絵や広告を読む  あなたに伝えたいこと
 ・読んだ本を紹介する  この本がおすすめ!
 ・創作する  新しい物語の世界

【古文編】
1.古文入門
 ・児のそら寝(宇治拾遺物語)
 ◇古文を読むために<1>歴史的仮名遣い 古語と現代語 五十音図
 ・検非違使忠明(宇治拾遺物語)
 ◇古文を読むために<2>品詞 古文の特徴
 ・尼、地蔵を見奉ること(宇治拾遺物語)
 ◇古文を読むために<3>活用・活用形 動詞 形容詞 形容動詞 係り結び

2.徒然草 兼好
 ・つれづれなるままに
 ・名を聞くより
 ・奥山に猫またといふものありて
 ・ある人、弓射ることを習ふに
 ・花は盛りに
 ◇古文を読むために<4>助動詞

3.竹取物語
 ・かぐや姫の生ひ立ち
 ・かぐや姫の嘆き
 ・月からの迎え 訳・江國香織
 ◇古文を読むために<5>助詞 注意すべき言葉遣い

4.伊勢物語
 ・芥川
 ・東下り
 ・筒井筒

5.和歌
 ・万葉集
 ・古今和歌集
 ・新古今和歌集
 ・「自分のために詠まれた歌」が、必ずある 小川洋子
 ◇古文を読むために<6>枕詞 序詞 掛詞 縁語 見立て 本歌取り

6.平家物語
 ・『平家物語』とは
 ・富士川
 ・巴
 ・坂落
 ・能登殿最期
 ◇古文を読むために<7>敬語 音便

7.土佐日記 紀貫之
 ・門出
 ・帰京

8.奥の細道 松尾芭蕉
 ・旅立ち
 ・平泉
 ・立石寺

【漢文編】
1.漢文入門
 ・なぜ漢文を学ぶのか
 ・漢文入門
 ◇再読文字のまとめ
 ・故事 守株・螳螂之斧・蛇足
 ◇置き字のまとめ

2.十八史略 曽先之
 ・鶏口牛後
 ・鼓腹撃壌
 ・臥薪嘗胆

3.唐詩
 ・漢詩のリズム
 ・春暁 
 ・秋日
 ・静夜思 
 ・江雪
 ・山亭夏日
 ・送元二使安西
 ・春望
 ・八月十五日夜、禁中独直、対月憶元九
 ・日本漢詩
 ◇漢詩の手引き

4.論語
 ・論語
 ・儒家と道家

5.文
 ・桃花源記

【付録】
 ・文法要覧
 ・日本文学史年表
 ・参考図録
 ・重要古語の解説および索引
 ・漢文の基本句形
 ・常用漢字表
 ・常用漢字表付表
 ・古典参考図録

●『高等学校 国語総合 指導資料セット』22,000(税別)
●『高等学校 国語総合 学習課題ノート』750円(税別)
●『国語総合 朗読CD』5,000円(税別)

 

※会員ページで無料配信中  [会員登録方法について]
ダウンロード資料
・「どうすれば虹の根もとに行けるか」ワークシート サンプルを見る
・「指導資料」一部見本
・「高等学校 国語総合 学習課題ノート」本文・解答
見本請求